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六本木アートナイト

週末に開催された六本木アートナイトというイベントに参加してきました。

これは六本木の街を大きなキャンバスとして、様々なアートが出現するというものです。

最初に足を運んだのは、国立新美術館です。ルーブル美術館の作品が来日し、盛り上がっていますが、こちらでは、子供をテーマに所蔵品を紹介するという「ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち」が開催されていました。時代や地域を越えて、誕生や日常、死といったシーン別に作品を展示するというのが面白い試みでした。作品の数も非常に豊富で見応えもありました。

その後、館内にあるブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼで夕食をとりました。こちらでは、正統派のフレンチを手頃な値段で楽しむことができます。ディナーのプリフィクスコースはなんと2,680円です。私は前菜に生ハムのサラダ、メインは牛肉のポトフ、デザートにクリームブリュレをチョイスしました。

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夕食後は、館内で開催されたアコーディオンとサックスのJAZZセッションという少し珍しいライブを見学し、サントリー美術館へ移動しました。

サントリー美術館では、「一瞬のきらめき まぼろしの薩摩切子」が開催されていました。最初に、スライドレクチャーに参加し、学術員の方から見どころの説明を聞きました。薩摩切り子は、11代藩主の島津斉彬の時代を中心に、わずか十数年に興隆、衰退したものだそうです。現存する作品の大半を国内外から集めた展示は、圧巻でした。

また、館内では、川井郁子スペシャルミニライブが開催されました。あまりにも大勢の人が訪れ、ややパニック状態でしたが、運良く間近で演奏を聴くことができました。彼女の動きはダイナミックですが、演奏は極めて繊細で、そのギャップが印象的でした。薩摩切り子にちなんで、ガラスのヴァイオリンで演奏するという演出もありました。冷たい音がするのかと思いきや、懐かしく暖かい音色でした。

六本木の街が持つ芸術性を感じることができる一夜でした。

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