目白散策
日ごろ活動している城南エリアから、目白まで足をのばしてきました。
最初に訪れたのは、護国寺駅近くのオルゴールの小さな博物館です。失礼ながら、オールゴールなんてと、高をくくっていたのですが、訪れてみてびっくりでした。7階建ての立派なビルの館内には、所狭しといったいいくらするのかも分からないようなアンティークのオルゴールが並べられていました。
オルゴールは、1800年代中頃~後半に使われていたものなのですが、皆現役で綺麗な音色を奏でます。特に印象に残ったのは、100枚以上のピンを持つオルゴールで、その華麗な音色は、これまで知っていたオルゴールの音という概念を覆されるほどの衝撃でした。ゼンマイで駆動するという点では、機械式時計に通じるものがありますし、最初にスイスで製品化されたというのもうなずけます。また、音を反響させるための木箱は、外面は家具と同じインテリアであり、機能は弦楽器などに通じるものでもあり、その意味では非常に複雑な機械だといえます。それを職人が1つ1つ手作りしていた、ということを考えると、かなり奥深い世界です。
その後、椿山荘へ足を運び、無茶庵というそば処でランチを楽しみました。お目当ては、彩りさくらそば御前という、この季節ならではの期間限定メニューです。前菜、造り、煮物、揚物と、次々料理が運ばれてくるのですが、さすがは椿山荘、季節の素材をふんだんに使いながらも、見た目にも楽しめる演出がなされていました。そばは、桜を練り込んであり、口に入れるとほのかな香りが広がります。そば自体もコシがあって、非常に美味しく、かなりの絶品でした。
昼食の後は、近くの永青文庫を鑑賞しました。源氏千年と物語絵という展示会が開催されていたのですが、タイミング良くギャラリートークが開催されており、学術員の方の説明を聞くことができました。物語の背景を知った上で鑑賞すると、より奥深いところまで作品を理解することができます。
帰りには、リーガロイヤルホテルに立ち寄り、アフタヌーンティーを楽しみました。
あまりなじみのないエリアだったのですが、一日で色々と見て回ることができ、散策を満喫することができました。
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