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2008年10月

きもので楽しむ「大琳派展―継承と変奏―」特別鑑賞会

今話題の大琳派展の特別鑑賞会に行ってきました。

招待された人だけが貸し切りで展示を鑑賞できるという企画です。タイトルにあるとおり、きものの着用が前提なのですが、女性誌の企画ということで、男性の私は免除?でスーツでOKでした。比較的年配の方が多かったのですが、100人以上の人が着物で連なっている様子は圧巻でした。

鑑賞の前に、ゲストの真野響子さんのトークショーと、学芸員の方による見どころの解説がありました。今回のテーマは、本阿弥光悦と俵屋宗達から始まり、尾形光琳を経て、酒井抱一へと続く、琳派の足跡を辿るというものです。改めて作品を並べて比較してみると、先達の作品に対するあこがれや尊敬をもちながらも、そこに独自の感覚が取り込まれ、また違った作風を生み出していることがはっきりと分かりました。最も印象に残ったのは、酒井抱一の四季花鳥図巻という作品です。数メートルにわたって、四季の変遷が非常に写実的かつ鮮やかな色彩で描かれているという大作です。

また、先日の源氏物語もそうですが、琳派の作品そのものが着物のモチーフとして用いられていることを知り、日本人は芸術を日常生活に取り込み、身近に感じられるようにしながらも、取り込んだもの自体まで芸術化させてしまうという文化を持っていることを改めて感じました。西欧でモネやゴッホの作品をセーターに編み込み、それが芸術化するなどという話は聞いたことがないので、これは日本人のが誇るべき独特の感覚ではないでしょうか。

'08フォール&ウインター西武・そごうブランドソルド

L1030636年2回開催される西武・そごうのセールに行ってきました。

最近、百貨店のビジネスが苦戦を強いられているという記事を新聞などでよく目にします。そのせいか、今年のセールは例年になく豊富な品揃えで、力が入っているように感じられました。かなりの広さでゼニアのコーナーが設けられており、数多くの商品が並んでいたほか、エドワードグリーンのシューズまでセール対象になっていました。808ラストのチャーチルを見つけた時には、速攻で試し履きしましたが、難しいラストだけあって、サイズが合わずに断念しました。

しかし、なんといっても今回の目玉は、サルトリアジェンマーティです。以前このセールに来たときには取り扱いがなかったので、見つけたときには目が点になってしまいました。しかも、先日購入したジャケットを買い付けたというバイヤーの方にお会いすることができた上に、このブログをご覧いただいていることまで分かり、さらに驚きです。ミラノではサルトといえばジェンマーティというほど有名で、かなりステータスの高い人達が愛用しているという話など、色々お伺いすることが出来ました。

もちろん、この機会を逃すはずもなく、昨年購入したコートと同じ生地の紺ブレとYシャツを手に入れました。他にも、カシミアのタートルネックセーターとオロビアンコのポーチも購入し、予想外の散財となってしまいました。

Soirée Masculine D'Hermès

L1030616先日のショーに続き、エルメスのイベントに参加してきました。

受付の前では、スペシャルゲストの馬が出迎えてくれました。カウンターの前でフンをしてしまうというアクシデントがありましたが、それもご愛敬です。

店内では、フロアごとにコンセプトが設けられ、それぞれ関連するアトラクションが行われていたほか、サーブされる料理もフロアごとに異なるという徹底ぶりでした。

最初に向かったのは4階です。バッグや革小物、ステーショナリーなどが展示されているフロアですが、こちらにはネイルサロンがありました。メンズのイベントだけあって男性向けのサービスも用意されており、私も爪をポリッシュしてもらいました。ピカピカな爪は靴の鏡面磨きに通じるものがあり、気持ちがいいものです。また、ティーソムリエによる紅茶のサービスも行われていました。

3階は婦人フロアですが、こちらは今年のエルメスのテーマでもあるインドがコンセプトになっていました。インド人によるダンスが披露されていたほか、タロット占いもありました。料理はもちろんエスニックでした。

2階はテーブルウェアなどのフロアですが、フレンチがコンセプトになっていました。フレンチジャズが流れる中、マジシャンによる手品も披露されていました。

1階はスカーフやアクセサリーのフロアです。好きなスカーフを選び、それを身につけ、プロのカメラマンに記念撮影してもらえるサービスがありました。

地下1階は紳士フロアです。こちらでは水タバコのサービスがあったほか、シューポリッシュのデモンストレーションも行われていました。また、バーカウンターも設けられており、マティーニなどのカクテルを楽しむこともできました。水タバコは、レモンやローズといった色々な香りと柔らかいタバコの香りがよくマッチしており、おいしく嗜むことができました。

これだけの企画をやってのけるエルメスはさすがです。おかげで楽しい一夜を過ごすことが出来ました。

横浜散策

エルメスのコレクションショーに行くついでに、久しぶりに横浜で遊んできました。

L1030505最初に訪れたのは、横浜美術館です。お目当ては、「源氏物語の1000年」という特別展です。今年は、源氏物語が読まれていたことが記録として残っている一番古い年が1008年から、ちょうど1000年にあたる年なのだそうです。

展示は、3つのパートに分かれており、鎌倉・室町時代、江戸時代、明治以降と、それぞれの時代ごとに、源氏物語にまつわる様々な作品が展示されていました。私は源氏物語を、学生時代に古文の題材として断片的に読んだことがある程度で、あまり詳しい内容は知りません。ただ、これだけ日本人の日常にとけ込み、長い間、様々な形で愛されてきたことを改めて知り、作品としての偉大さを再認識させられました。現在は、数カ国語に翻訳され、海外でも楽しまれているようです。

エルメスのショーの後は、中華街に足をのばしました。中華街では、特にこの店というお気に入りがあるわけでなく、毎回入ったことのないお店にチャレンジするようにしているのですが、今回は上海料理の状元に入りました。

店内は、1920年代の上海をイメージしたレトロモダンな雰囲気で、料理もどれもおいしくいただくことができました。今回注文したのは、小龍包、焼大根もち、芝エビ龍井茶炒、黒酢入り酢豚、蟹肉ホタテレタスチャーハンですが、ボリュームも多く、少々もてあまし気味になってしまいました。自由が丘にもお店があるようなので、機会があれば行ってみたいと思います。

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エルメス2008秋冬メンズプレタポルテ・コレクションショー

先日のドルチェ&ガッバーナに引き続き、今度はエルメスのショーに行ってきました。

ショーは、横浜トリエンナーレ2008の会場にもなっている、大さん橋国際客船ターミナルで開催され、エルメスがプロデュースした移動式の映像上映室である、H BOXも展示されていました。私は、ショーが始まる少し前に見に行ったのですが、すでに1時間待ちの行列が出来ており、時間切れで中に入ることは出来ませんでした。

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L1030517ショーが行われるホールへは屋上を経由して入ってきます。受付をすませると、無数のシャボン玉が出迎えてくれる中で、シャンパンやフィンガーフードがサーブされました。

そして、いよいよショーの開始です。数人目のモデルが出てきたところで異様に拍手がわき起こったと思ったら、なんと谷原章介さんの登場です。その数人後には、沢村一樹さんも現れました。谷原さんは、やたらと愛想を振りまきながら、観客に手まで振っていたのに対し、沢村さんは真剣なまなざしで黙々と歩いていたせいか、やや拍手が少ない感じでした。また、私は全く気がつかなかったのですが、ショーの最後に全員が挨拶に出てきたときには、KAT-TUNの亀梨君も先頭にいたようです。

L1030536 お土産には、フレグランスと秋冬のカタログのほか、後日銀座店で開催されるパーティーの招待状もいただきました。ちなみに、VIPはショーの後もクルーズパーティーに案内されていたようです。

ドルチェ&ガッバーナ「シシリーナイト」

L1030498ドルチェ&ガッバーナ銀座店で開催されたイベントに参加してきました。

今年の秋冬のファッションショーが行われたのですが、特別ゲストとして加藤雅也さんがモデルに加わるというサプライズがありました。また、店内には「グッドシェファード」という写真集の写真が展示してあったほか、ミラノ本店にある「マルティーニ バー」が再現され、DGオリジナルのカクテルが振る舞われました。

さすがにハイブランドのイベントだけあって、参加している方は皆モードな着こなしでしたが、私はどちらかというとクラッシック派なので、ちょっと浮いてしまった気がします。

お土産に写真集とフレグランスをいただきました。L1030504

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