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2007年6月

CORNELIANI

L1010060_edited1_1先日、コルネリアーニから先行セールのお知らせが届いたので、顔を出してきました。

コルネリアーニは、マシンメイドとハンドメイドを組み合わせ、しっかりしたスーツを作っているファクトリーブランドですが、知名度がそれほど高くないのか、着ている人がそれほど多くないのと、サイズがぴったり合っていることから、かなり愛用しています。

リネン素材のシャツを探していたのですが、きれいなブルーと白のストライプのシャツを見つけ、白やグレーのパンツに合わせるのに丁度よいと思い、購入しました。

男性向けファッション誌の氾濫

先週の土曜日に日経新聞を読んでいて、あることに気がつきました。やたらと男性ファッション誌の広告が目に付くのです。

それもそのはず、毎月24日発売(今月は24日が日曜日のため23日発売)の雑誌だけでも、LEON、BRIO、uomo、zino、OCEANS、GQ、GOETHEなどなど、枚挙にいとまがありません。

このうち、いくつかは定期的に購読したり、何らかの形で目を通したことがあるので、簡単に書評を述べたいと思います。

先頭バッターは、レオンです。言わずと知れた、「ちょい不良オヤジ」ブームの火付け役です。キーワードや言い回しのうまさはさすがという感じですが、あまりにも私の実生活と乖離があるため、購読はしていません。もっぱら行きつけの美容院で読んでます。

次に、ブリオです。こちらはファッションというよりは、ライフスタイル全般をテーマにしている感じで、品の良い金持ち像を追いかけているような印象を持っています。以前は定期的に購入していたのですが、出てくる人の生活レベルが高すぎて、最近はあまり読んでいません。

三番手は、ウオモです。レオンのコンセプトをマネしつつ、流れを作り切れていない中途半端な印象もありますが、最近は毎月買ってます。中途半端な感じが現実感があるというか、少しは踏み込める世界という感じです。

今月号は、バーゼルワールドやジュネーブサロンを特集したDVDの付録が付いているのですが、これが思ったより良くできた力作です。タカをくくって見ていたのですが、効果音なども丁寧に作られており、見応えのある内容でした。見ていると、見覚えのある人が写っており、誰かと思っていたのですが、どうも先日のジャガールクルトのパーティでお会いしたCEOのようです。バーゼルワールド参加者のファッション&時計チェックをしているコーナーに、何食わぬ顔で出演しています。もちろん腕にしているのは、ジャガールクルトでした。

話がそれましたが、四つ目は、ジーノです。元レオンの編集長だった岸田さんが新たに創刊された雑誌とあって、ノリはレオンに近い感じです。ただ、年収5,000万円以上の富裕層をターゲットにしていることもあり、ほとんど私には縁のない世界ということで、たまに立ち読みする程度です。

五つ目は、オーシャンズです。他の雑誌が割とチャラチャラしているのに対して、家族(特に子供)をテーマに採り入れている点がユニークなのですが、子供のいない私には今ひとつピンときません。創刊時に購入したっきりで、以来お目にかかっていません。

最後に、発売日は異なりますが、MEN'S EXです。こちらも先の岸田さんが立ち上げた雑誌なのですが、血統が良い感じというか、わりと正統派なファッションを追求している点が気に入っており、毎月購読しています。

BRAUN Prosonic

先日、ブラウンのシェーバー「プロソニック」を購入しました。

もう5~6年以上前から、同じブラウンのシンクロシステムを愛用しているのですが、最近接触が悪くなったのか、シェーバーを挿入してもチャージ&クリーンが動作しないことがたびたびあったのと、洗浄液カートリッジ120日分がもらえるキャンペーン(ブラウンさんのホームページへ)を実施しているのがきっかけで買い換えました。

新しい機種を使ってみての感想ですが、そり味が格段に柔らかくなりました。広告や説明書には、強く押し当てる必要がないとしつこく書いてあるのですが、その理由が分かりました。古い機種と比べると、ほとんどひげそりの歯が当たっている感じがしないのです。切れ味は少し弱くなったような気もしますが、ひげの濃い私にとっては、そった後にヒリヒリしないのは、非常に助かります。

クリーン機能も格段にインテリジェントになっています。古い機種では、洗浄のバリエーションがなかったのですが、新しい機種では、汚れの状態を自動的に判別して、軽い洗浄や強めの洗浄と使い分けてくれるのです。

さらに、チャージャーの筐体が一回り小さくなったほか、シェーバーを挿入した際に、上からバーを押して固定する必要がなくなったのも、手間が省けて非常に便利になった点です。

唯一残念な点をあげるとすると、持ち運び用のケースがプラスチック製になり、本体のみしか格納できなくなったことです(古い機種では合皮製のケースに本体と電源コードを収納可能)。しつごいですが、ひげの濃い私は、バッテリーの消耗も早く、旅行の際には電源コードが欠かせないため、ケースに同梱できないのは少々不便です。また、ケースの素材がプラスチックというのも少し安っぽく、旅行時の衝撃に耐えられるのか不安が残ります。

総合評価としては、納得のいく買い物でした。

コンサルタントに求められる能力②

前回より開始した連載企画ですが、今回は、いきなり順番を無視して「プレゼンテーション力」について話をしていきたいと思います。

参考までに、私が過去に読んだことのあるプレゼンテーション関連の書籍には、次の三冊があります。

これらの書籍に書かれている内容をおおざっぱに整理すると、相手の立場にたってメッセージをまとめ、念入りにリハーサルを行い、言葉以外の要素も駆使しながら場の雰囲気を作ってコミュニケーションを図る、というようなことです。さまざまなテクニックや留意点なども紹介されています。

こうした内容は大いに参考になりますが、ここでは私がメンバーのプレゼンテーションを見ていて、不足していると思う点、ここを改善すればもっと良くなるという点を、もう少し具体的に話していきたいと思います。

まず、決定的に不足しているのが、プレゼンテーションで伝えるメッセージが整理された形で頭に入っていない、ということです。ひどい場合は、スライドをたどたどしく読み上げる、もう少しましな場合でも、内容が頭に入っていないスライドに来ると、突然言葉が止まってしまう、というような場面に遭遇することがあります。

プレゼンテーションは、相手に何かを伝える行為ですが、こちらから一方的に伝えるのではなく、相手の関心を意識した上でメッセージを組み立てていかなければ、ろくに聞いてもらえません。そのために、スライドを使って、伝えたいことを論理的な順序で組み立てているのですが、いつの間にか手段と目的が逆転してしまい、スライドを説明することが目的化しているケースによく遭遇します。

そうならないためには、事前にスライドの中身を頭に入れておいた上で、相手の反応や残り時間を見ながら臨機応変に話をしていく必要があります。ドラマの撮影に台本は必要ですが、本番で台本を片手に棒読みしていく役者はいません。プレゼンテーションも同じです。当日までにストーリーを頭にたたき込み、あとはアドリブも含めながら話をしていかなければなりません。逆に言うと、入念な準備ができていれば、精神的な余裕が生まれ、相手の態度や反応に目を向けることができ、臨機応変な対応が可能になるのです。

次に、プレゼンが不慣れな人の特徴に、不要な言葉や曖昧なこそあど言葉が多いという点があげられます。説明と説明の間にやたらと、「えー」「あのー」といった言葉をはさんでしまったり、「それがこうなると」「さきほどのあれが」というように指示代名詞を多用してしまう、といったケースです。

これは一種の癖で、本人には自覚がないことが多く、なかなか直すのが難しいため、多少は目をつむるようにしているのですが、あまりに度が過ぎると苦痛に感じます。相手にこちらの話を理解してもらうためには、まず話を聞いてもらう必要があり、そのためには、最低限のマナーを守り、聞きやすい話し方を心がけるのが礼儀です。

プレゼンテーションは実践する機会が限られているので、スキルを向上させるのが難しい部分もありますが、数少ないチャンスを得た時には、是非お話ししたような点を意識しながら取り組んでいただくことをお薦めします。

コンサルタントに求められる能力①

今回から、私がコンサルタントの現場でメンバーの指導をしている際に、伝えていることや思うことを何回かに分けて整理してみたいと思います。

まずは、コンサルタントに必要な能力には、そもそもどのようなものがあるかを整理したいと思います。

情報を集め、考え、表現するというコンサルティングワークの側面から整理すると、以下のような感じのフレームワークを定義することができそうです。

●インプット力

 -情報収集力:文献やWeb等の二次情報にアクセスし、必要な情報を収集、整理する力

 -インタビュー/アンケート力:インタビューやアンケート等の手段を通じて、必要な情報を収集、整理する力

●思考力

 -論理的思考力:インプットを元に論理的に物事を考える力

 -創造的思考力:インプットを元に創造的に物事を考える力

●アウトプット力

 -ドキュメンテーション力:考えた結果を文書や資料としてとりまとめる力

 -プレゼンテーション力:考えた結果をプレゼンテーションを通じて表現する力

もちろんこれ以外にも、以前お話したような専門知識が必要になったり、職位に応じてプロジェクトマネジメント力やビジネス開拓力も求められてきますが、それは別に議論させていただくことにして、ここではジュニアコンサルタントに求められるベーシックな能力という観点で整理しています。

必ずしも上から順にとはいきませんが、次回以降、私が過去に読んで参考になった書籍等も紹介しながら、話をしていきたいと思います。

転職のメリット

転職経験のある方は、転職してよかったことは何ですか、と聞かれたらどのように答えますか。

私は、迷わず自分のキャリアをデザインできるようになったこと、と答えます。そして、キャリアをデザインできるようになったのには、二つの理由があります。

一つは、転職することで、キャリアに責任を負う代わりに、自由を手に入れることができたからです。転職するまでは、会社の中で用意されたキャリアパスを、レールの上を走るがごとく進んでいくだけでした。アサインされる仕事の内容や所属について、ある程度は希望や意志を伝えることもできますが、基本的には上司の意志で決定され、自由度は決して高くありません。

ところが、転職という選択肢を持つことによって、そういった束縛から解放され、自分で自分の進む道を決めることができるようになりました。あらかじめ用意されたキャリアパスではない分だけ、リスクは高くなりますが、自分のやりたいようにデザインできます。途中下車をしようが、そこから飛行機に乗り換えようが、自己責任の下で好きなようにできるのです。

もう一つの理由ですが、それはコンサルタントという職業を選んだからです。以前もお話ししたとおり、コンサルタントという職業は、職位ごとの役割やスキルなどが業界内である程度標準化されています。そのため、キャリアをデザインするにあたって、どの位の期間でどのようなスキルを身につけ、どのようなポジションにつくことを目標にすればよいかを明確にしやすいのです。

さらに、そのような共通的な枠組みがあるので、業界内であれば比較的スムーズに別のファームに転職することができ、より取り組みたい分野や高めたい専門性にフォーカスし、キャリアアップしていくことが可能です。

このように書くと、転職はバラ色の世界のようですが、個人的には安易な転職には賛成できません。最近は、新卒者のうち3年以内で転職する人の割合が3割を超えるという話もありますが、とてもすべての人が積極的な理由で転職しているとは思えません。転職を検討されている方は、まず自分がどうありたいかのキャリアを描き、そのキャリアを実現していくために、転職によって手に入るものと失うものをきちんと比較した上で、決意されることをおすすめします。

GUY ROVER

先日、再び東京ミッドタウンを訪れ、買い物を楽しんできたのですが、ギ・ローバーのショップがあったので、白のドレスシャツを購入しました。

L1010053_edited1以前からダブルカフスのものを探していたのですが、丁度きれいな織り柄の入ったものを見つけました。

手が長いため、日本製のシャツや、インポートものでも日本人向けサイズで作られているものは、サイズが合わないのですが、こちらは袖丈がぴったりでした。

普段はゼニアのシャツを愛用しているのですが、ギ・ローバーもなかなかの着心地で、シャツの購入先の選択肢が一つ増えました。

フェラガモグランドフェスタ

東京国際フォーラムでフェラガモのセールが行われるということで、招待状が届いたので、足を運んでみました。

メンズのスペースはそんなに広くなかったのですが、スーツやコートなど品揃えは割と充実していました。いいシューズがあればと思っていたのですが、シューズは人気が高いようで、めぼしい商品はほとんどなくなってしまっている感じでした。

L1010051_edited1_1そこで、目を付けて買ってきたのが、携帯用のシューケアキットです。

レザーのケースに入っているのは、黒と無色のクリーム、大小のブラシが各2つ、スウェード用のブラシ、クロス、靴べら。

ファスナーを閉めた時にロックできるようになっており、旅行や出張の際の持ち運びに便利なサイズです。

最近靴磨きにはまっているので、これを使ってメンテに励みたいと思います。

オペラCD

先日のジャガー・ルクルトのパーティでオペラを初体験した私は、すっかりオペラがお気に入りになりました。そこで、早速、森麻季さんとマリア・カラスのCDを購入してきました。

森さんのCDにはイタリア留学の話が書いてあり、大変な苦労の上に今日の成功があることを知りました。先日鑑賞した時と同じく、歌声は非常に優しい感じで、落ち着いた気持ちで聞けます。

一方、マリア・カラスは、没後30年にあたるということで、ちょうど記念版のCDが出ていました。DVDも付いているお得なパッケージです。こちらは、映像を見て圧倒されました。並々ならぬ雰囲気と迫力のある歌声。彼女がディーヴァ(歌姫)と言われている理由が分かりました。

また、CDを買ったときに知ったのですが、つい先日まで日本橋三越で「マリア・カラス 舞台を飾ったジュエル展」というのを開催していたようです。引き続き、箱根ガラスの森美術館で展示しているようなので、機会があれば是非見に行きたいと思っています。

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